カツ丼小太郎の日記

映画のDVDラベルを作っています。

老人ホームのストレス殺人事件

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川崎市の老人ホームで入居者が介護職員に階下に突き落とされていたようです。テレビで報道されている通り、元介護職員の男は相当なストレスや不満が溜まっていて犯行に及んだと考えられます。元々は老人や要介護者を助けたい、役に立ちたい、という一心で介護職員になり、国家資格まで取った人間が3人ものお年寄りを殺害するに至った経緯はよほど深いものがあると思われます。

介護の仕事で夜勤というのはかなりの過重労働と言われています。希望したはずの介護の仕事に嫌気が刺すまでにさしたる時間はかからなかったのではないでしょうか。人を介護する仕事というのは並大抵のことで出来る仕事ではありません。粘り強い忍耐力と相手に対する優しさと、それを支える体力が必要ですが、介護者とて人間ですから、ついイライラして相手に当たってしまうこともあると思います。でも、それで3人まで殺害してしまったという異常な心理にまで人はなるのでしょうか。

つまり、今回の老人ホーム転落死事件はストレス殺人事件と言い換えても良いと思います。強いストレスから自分を守ろうとするとき、殺人という行為も容易に選択肢の一つとなってしまうに違いありません。これは例えば、戦場における兵士たちが容易に陥る心理に他ならないからです。

神奈川県警は元介護職員の経験の浅さが犯行につながった、と分析していますが、経験が深くても介護者が負う多大なストレスには変わりはないと思います。介護職員の待遇改善や労働環境の整備を計らないと、またこのようなストレス殺人が起きかねません。国には早急な対策を講じて欲しいと望みます。